矢切の渡しに乗ってみた
2021.09.06
このところ ケガやコロナやなんやらで野宿ができないので、
蚊取り線香の微かな火照りを見て心安らぐ総務課のⅯです。
矢切の渡しに東京側から乗ってみようと思います。
松戸の隣駅JR金町駅から歩いていきます。
京成線の線路脇を真っすぐ柴又方面へ向かいます。
霧雨が降っていますが涼しくて傘がいりません。
江戸川です。なんとか雨はあがりましたが舟は運航しているでしょうか。
矢切の渡しに着きました。日曜日の10時前ですが誰もいません。
雨だと欠航するとのことなので舟屋の事務所に電話しましたが誰も出ません。
ベンチに腰掛けてお茶を飲んで静かだなあとくつろいでいたら10時が過ぎたので
もう一度電話したら繋がりました。
昨日からの雨で舟に溜まった水を出すのに10分ばかし遅れるが運航するとのこと。良かった。
舟が来ました。想像していた船頭さんとは違い茶髪で長髪の青年でした。
乗客は私一人で売り上げが200円にもかかわらず青年が少し遊覧してくれたので
金町浄水場の取水口が見えました。
コロナになってからはすっかり客が減ったとのこと。
客がいないので5000円払ったらディズニーランドまで載せてってくれるらしいです。
他にも釣りの話や河川敷のゴルフ場の話、水戸街道の橋から飛び降りる者がいるなど、
初めは無口な印象でしたが雨も上がり風が爽やかでなかなか楽しい船旅でした。
下船時にコロナを飲み込まないように気を付けてと、
ストレートな言葉で見送られました。
松戸側に渡って矢切駅までの野菊のこみちにはコスモスが咲いていました。
道理でどうやら民さんはコスモスのような人だ。
同じ直球でも今しがた別れた茶髪で長髪の青年船頭のような
今どきの若者の口からは出ないだろうなあと、西蓮寺にある野菊の墓文学碑に向かいました。