サマースキーってご存知ですか?
2021.10.06
まだ暑さはありますが、若干過ごしやすくなったかなと感じる今日この頃ですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか?サービスのYです。
表題のサマースキーとは、7月から10月頃(各スキー場にて期間の差があります)にかけて行うスキーで、
ゲレンデにマットが敷かれその上を滑るもの、雪渓や芝生の斜面を滑るものがあります。
昨今ではゲレンデに敷かれたマットの上を滑る場合を、そう表現される事が多いようです。
マットには種類があり、大きくプラスノーとピスラボの2種類に大別されます。
自分はピスラボゲレンデに行く事がほとんどですので、ここではピスラボについてお話しようと思います。
ピスラボのマットは、写真のように矩形に配置された小さな突起群があり、
その突起に適度な柔軟性が与えられています。
その上をスキーが通過して突起群を押しどかし抵抗を得る事により、スキーのグリップ力が得られます。
柔軟性があるとはいえ、スキーブーツで踏んでもほとんどへこたれない硬度がありますので、
転倒するとマットの硬さと倒れた衝撃により、擦過傷と打ち身が発生する危険があります。
痛みや出血が伴う事が多々あり、着衣の破損もあるかもしれません。
また、多数のスキーヤーが滑る事で、マットが削れて短くなっていくため、
スキーのグリップを得るにはスキーを真上から荷重する必要が生じ、
そうでない場合はグリップを得られずバランスを崩す結果となります。
少しでもグリップを得たいがために、私を含めほとんどの方々がスキーの手入れを行いエッヂを鋭く仕上げます。
しかし、外力とのバランスが取れていない場合の結果は同じとなってしまい、
やはりバランスを崩す形となります。
このようにある程度のスキー技術と用具の手入れの必要性が高い事も特徴の一つとなります。
またスキー初心者の方には注意が必要です。
転ぶ度に痛みが伴い、二度と行きたくないと思われる事が多いようです。
唯一安心できる事は、サマースキーゲレンデのほとんどが中緩斜面に設定されている事でしょうか。
使用する用具については、スキーと同様のものが使用できます。
しかし摩擦による熱で滑走面が変質してしまうため、
滑走面がステンレス製の専用スキーも発売されています。
どんなスキーを使用しても、やはり用具の手入れ(エッヂの鋭さ)は、必要不可欠です。
写真がかぐらスキー場のピスラボゲレンデの麓の写真です。
写真では、わかりにくいですがゲレンデには至るところにスプリンクラーが設置されており、
その水分により滑走性が確保されるため、間欠的にかなりの量がまかれています。
そのため、レインウェアの着用がポピュラーとなっています。
写真は自分の滑りで恐縮ですが、スキーと同様のシルエットを見る事が出来ます。
滑走感覚は、ポジションさえある程度つかめれば、スキーとほぼ一緒です。
サマースキーは雪と較べてマイナス要素が多く、とっつきにくいのは事実です。
しかし、スキー操作やバランス取り要素が、スキーのグリップ力に直結するため、
良い要素が増えればグリップ力が増しスキーの切れ感となって現れます。
そのため、うまく滑れた時の満足感が雪よりも高く感じられる事が楽しさの一つです。
ピスラボゲレンデにはだいたい月に2回度程行っております。
1ヶ月程前に転倒し、肘と腿に紫色の打ち身がまだ健在です。ホントはもっと行ってもっとうまくなりたいと、
勝手な希望はあるのですが、スキーはお金のかかるスポーツです。
今の時期ぐらい、使いすぎないように注意しないと、生活に影響が出てしまいかねません。
また、陸トレが不十分だと、雪のシーズン中のパフォーマンスが落ちる懸念がありますので、
今の時期に陸トレを行う事も自分にとって重要な事です。
今後も、資金と動く体がある限り、スキーを続けていきたいと思っています。