貝 塚
2018.01.09
明けましておめでとうございます。
企画課のハッチーです。
短いような長いような正月休みも終わり、仕事も戦闘モードに入っていることでしょう。
皆さんは正月どのようにお過ごしになられたのでしょうか。
帰省や海外に行った人もいれば、自宅でのんびりと正月を過ごされた方等、様々だと思います。
正月と言えば、おせち料理,お雑煮やお年玉を思い浮かべます。
私の幼少期の正月は、新年の挨拶をするために、親戚一同が本家に集まるならわしがありました。
床の間では、上座に祖父母が座り、お屠蘇が順番にふるまわれ、次に小さく切った昆布とスルメをいただきます。
一通り終わると、お爺ちゃんの席へ新年の挨拶に行き、みかんと干し柿そして待望のお年玉をもらいます。
また、集まった親戚一同からもお年玉を頂くので、この日を毎年楽しみにしていたのを今でもよく覚えています。
しかし、本家のお爺ちゃんやお婆ちゃんの他界後は、そういう風習も無くなり、少し寂しい気がしています。
皆さんは貝塚をご存知ですか。貝塚は古代人の暮らしの中で、食後の貝殻が捨てられた場所を言います。
貝塚は全国に約2,400ヶ所有り、私が住んでいる千葉市内には約120ヶ所の貝塚が有るそうです。
私の近所にも「加曽利貝塚」と言う日本最大級の貝塚があります。
「加曽利公園の中に貝塚があります」
休日はウォーキングを兼ねて加曽利公園を散策することがあります。
加曽利貝塚は今から3,000~5,000年前の縄文時代の史跡だそうです。
昨年10月に国の特別史跡に指定されました。
加曽利公園の中に貝塚があり、無料で見学出来る博物館には、実際の貝塚の地層や、貝殻、動物の骨、埋葬された人の骨、当時の様々な道具や装飾品等が展示されており、縄文時代の暮らしや文化を知ることが出来ます。
「暮らしの道具(深鉢:煮炊き用鍋)と縄文人骨(加曽利貝塚博物館)」
「縄文時代の住居と暮らしの様子を再現(加曽利公園内)」
皆さんお住まいの近くにも貝塚があると思います。
是非立ち寄っては如何でしょうか。
当時の人々の暮らしぶりに思いを馳せ、先人達の知恵と行動により人類が進歩し、その恩恵で今も生き続けていられる事に感謝したいと思います