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あなたの知らないサマースキー

北海道営業所のYです。

夏も滑りたい・うまくなりたいと、縋るような気持から一歩踏み出したサマースキー、始めてから10年程経ちましたが、巷では全く知名度は無く、北海道であってもそれは同様です。

 

そんなサマースキーの用具について、お話しようと思います。

そもそもサマースキーて何?でしょうから、簡単に説明しますと、主に春から秋にかけて、スキー場の地面の上に、滑走させるためのマットを敷き詰め、滑走抵抗を減らすために水を撒く設備のあるゲレンデ上を滑走する、スキー用具を使用したスポーツです。

*サマースキーには、グラススキーも含まれますが、割愛します。

マットの種類は、主たるところでプラスノー・ピスラボがあり、それぞれに専用スキーも販売されています。

もちろん冬用のスキーも使用可能です。ただし、マットは雪より滑走抵抗が大きく、特にピスラボではエッジが摩擦で高温化するため、エッジぎわの滑走面の傷みが激しくなるようです。

使用用具はスキー板・ブーツ・ストックが主で、他に防具として、ヘルメットや帽子・手袋・サングラス、ウェアは雨具が一般的です。

 

スキー板は、写真の左側 白いスキーがプラスノー用、残りがピスラボ用です。

 

滑走面は熱対策が施され、写真のようにエッジから滑走面まで全てステンレスのもがあります。

写真のプラスノー用の滑走面は凸凹していて、滑ると明らかに違う滑走音がするため、すぐにこの板の使用が判明します。

ピスラボ用は、滑走面があるものとオールステンレスの2種類があります。

滑走面がある方が滑走性は良いのですが、芯材に金属を使用していないため、板がしなって戻ろうとする力が弱く、自分はあまり好んで使用しません。

また、マットは摩擦が大きくエッジの消耗が激しいため、エッジを研ぐ回数が雪より圧倒的に多くなり、一日で複数回エッジを研ぐ必要があります。

研げばエッジが薄くなっていき、ある程度薄くなると滑走中にエッジが剥離して、写真のようになる事があります。エッジが剥離すると、曲がる止まるがほぼ不可能になり、このスキーはもう使用出来なくなります。

余談ですが、サマースキーのゲレンデが札幌市内にないため、約250キロ離れた遠軽町まで車を走らせる必要があります。

遠い・用具も含めてお金がかかる・転倒時のリスクが高くシンプルに怖い(ウェア損傷あるいは流血も)とマイナス面が多く、結果として敷居が高いスポーツです。

そんな逆境に負けず、今シーズンも遠軽に通う予定です。