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大市

千葉県某市某町に在住しているSです。

早いもので今年も残りわずかとなりました。

私の住む町では、伝統的な催しである「大市」が毎年12月に開催されます。

「大市」の起源は、宿割大荒神(かまどの神の荒神様)の祭礼の催しとして、

万治元年(1658)に江戸深川の釜六と釜七という金物屋によって開かれた

「鍋 釜の市」が大市の元祖だと言われています。

 

当時は8月に行われていたようですが、明治時代に入って海苔漁業が

盛んになった頃から年の暮れに行われるようになり、明治、大正時代には

サーカスや見世物小屋、道具屋、露天商などが立ち並んだそうです。

 

私の幼少の頃には、盆栽、植木、農機具、包丁などが並ぶ中で、

射的、輪投げ、くじ、お面、綿飴、リンゴ飴、焼きそば、イカ焼き、などなど、

遊戯や飲食の露店がたくさん並び、毎年この時期が来るのを楽しみにしていた思い出があります。

 

大人になってからは、なかなか足を運ぶこともなくなりましたが、

今年はタイミングも合い、少し散策してきました。

時代とともに変化はありますが、老若男女問わずたくさんの人達が、楽しんでいる風景がありました。

直近では、コロナでの中止もありましたが、365年続く伝統行事として受け継がれている催しです。

 

皆さんも近くの催し物に足を運んでみてはいかかでしょうか!

何か発見があるかもしれませんよ。