新年にゲームを作った話
2019.02.04
こんにちは。IT推進課のアミメアリです。
もう2月ですが、今年書いた年賀状のことを書きたいと思います。
私は毎年そこそこ気合を入れて年賀状を書いているのですが、今年は年賀状にゲームをつけてみることにしました。
もちろん年賀状は紙媒体ですので、すごろくやクイズならともかく電子ゲームをそのまま付属させることはできません。そこで、QRコードをスマートフォンで読み込むことでゲームにアクセスできる、という形式を考えました。
ブラウザゲームにすればQRコードを読み込んですぐに遊べますし、iPhoneとAndroidの両方で遊べます。
ゲームの内容は「イノシシが出てくる」「操作が簡単」「作るのも簡単」の3つの条件を満たす必要があります。
これらの条件でゲームを考えた結果、イノシシが障害物を避けながら走り続けるというシンプルなゲームを作ることに決めました。
さて、ブラウザゲームを作るにはサーバー、プログラム、グラフィックが必要です。
とりあえずサーバーはレンタルすればいいとして、プログラムとグラフィックは自作します。レンタルできないので。
プログラムについては昔使ったことがあるゲームエンジンで作ろうと思っていたのですが、どうもスマートフォンに対応していないようだったので、結局JavaScriptを勉強して自分で全部作りました。
ついでにHTMLやCSSについても改めて勉強し直し、昔と比べるとだいぶ理解できるようになった気がします。
グラフィックはイノシシ、障害物、背景の3点が必要になります。
障害物については四角くて描きやすそうという理由で木箱になりました。画像編集ソフトでいろいろエフェクトをかけて作ったのがこちらになります。
問題はイノシシで、走りのアニメーションを作る必要があります。ネット上でいろいろなイノシシの写真や動画を見ながら作成しました。ちなみに同じ四足歩行の動物でも犬と馬では走り方が違います。イノシシは動きが早くてよくわからなかったのですが、とりあえず犬と同じということにしてアニメーションを作りました。
あとは背景ですが、時間がなかったので3分で描きました。
以上、約2ヶ月の勉強・開発期間を経て1月1日午前5時ぐらいにリリースされたのが下記リンクのゲームになります。
http://wildboar2019.com (外部サイトに移動します)
スマートフォンでは画面タッチ、パソコンではキーボードでジャンプできます。
ギリギリまで箱に近づいてから、長押しして高くジャンプするのが攻略のコツです。
年賀状にはこのゲームのURLをQRコードにして貼り付けておきました。
今後の展望としては、JavaScriptでのより効率的な開発方法を調査しつつ、来年はネズミを主人公にしたゲームを作りたいと思います。