本社移転
2021.01.05
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
新年一発目の社員だよりを担当させていただきます。
昨年はコロナ禍で様々な行事が中止になり、あっという間に時間が過ぎてしまった印象ですが、
カンツールでは10月に大きな出来事が2つありました。
総工費ウン億円をかけた新社屋・松戸テクニカルセンターの竣工、
そして本社の中央区日本橋小伝馬町への移転です。
私が2005年に入社してから本社の移転は、千代田区神田西福田町、神田錦町、港区三田、
そして今回で4回目になります。
なかなかの頻度ですね(笑)
ただ今回は6月に竣工した新築のビルという事もあり、ようやく腰を据えられるのではないかと思っております。
新本社の所在地、小伝馬町について紹介したいと思います。
「日本橋小伝馬町」は400年以上の歴史を持つ江戸最古の町の一つで、
幕府要人の旅や物資などの運送を取り仕切る〈伝馬役〉の住居があったことが町名の由来です。
かつてこの界隈には江戸幕府が設置した牢屋敷、伝馬町牢屋敷がありました。
慶長年間(1596年~1615年)、江戸城内にあった牢屋敷が小伝馬町一丁目の地に移転。
2500坪を越す広大な土地に建てられた「伝馬町牢屋敷」は1875年まで存在し、
江戸幕府最大のもので700人近くの囚人を収容することができたといいます。
1859年、倒幕論者であったかの有名な吉田松陰もここで投獄・処刑され、29歳の生涯を閉じました。
自身が明治維新を見ることは叶いませんでしたが、その門下生である伊藤博文や木戸孝允らに思想的影響を与えています。
現在「伝馬町牢屋敷」跡地にある「十思公園」には、「吉田松陰終焉の地碑」が建っています。
なかなか外出がしにくい情勢ではありますが、歴史好きな方は落ち着きを取り戻した頃に寄られてみてはいかがでしょうか。
2021年が皆さまにとって良い年になりますように!!
十思公園
十思公園内にある吉田松陰終焉の地碑
十思公園内にある牢屋敷跡の説明
20代には見えない吉田松陰像