下水道・排水管の維持管理機器(清掃機・カメラ・止水プラグ・ワイヤー・テストボール)や配管清掃、満水試験はカンツール

携帯電話をご利用の場合は最寄りの営業所へご連絡ください

0120-812-432 [受付時間]8:30~17:30

お問い合わせ

新着情報

温故知新

松戸センター技術開発課のNと申します。

今年も暑い夏がやってきました。熱中症にお気をつけ下さい。

 

小さい頃から戦車が好きで、今も模型を作ったり実車を見に行ったりしています。

その中で僅かですが、クラウドファンディングで協力させて頂いております、

旧日本陸軍の九五式軽戦車“ハ号”について紹介させて頂きます。

某戦車道アニメで見た方もいらっしゃるかと思います。

この4335号車は数奇な運命を経て、202212月に日本へ二度目の里帰りをしました。

実戦を経験する事無く南の島で終戦を迎え、1981年に一度目の日本への里帰りを果たし、京都の美術館で展示されていました。

しかし、その美術館が閉館してしまい、和歌山県の展示施設に移ったのですが、そこも閉館してしまい、

その後イギリス人の愛好家に購入され、イギリスへ旅立ちました。

そして2017年に、イギリス人愛好家から購入と最終修理費用のサポートの申し出があり、

クラウドファンディングの結果、買い戻す事が出来ました。

 

この戦車の最大の特徴は、約80年前のオリジナルのエンジンで自走する事が出来る、

世界で2台しかない旧日本陸軍の戦車という事です。

これが実際に走るという事で、416日に静岡県御殿場市へ出掛けました。

前日は大雨で、お披露目会の開催も危ぶまれましたが、当日は雨が上がり、天候にも恵まれました。

クラウドファンディングの参加者約600人のほか、NPO法人「防衛技術博物館を創る会」の小林代表、

御殿場市長や国会議員の方々も参加されました。

神事の後、待ちに待ったエンジン始動です。参加者が戦車を取り囲みその時を待ちました。

皆でカウントダウンをし、エンジンが始動し会場が歓喜に包まれました。

実際に走ったところを見た印象は、「思っていたより軽快で速い」でした。

文章では感動が伝わりにくいので、「九五式軽戦車 動画」で検索して頂ければ、多くの動画がご覧頂けます。

 

この戦車を輸入するに当たり、小林代表がNPO法人「防衛技術博物館を創る会」を立ち上げ、

博物館に収蔵する目的で輸入許可を取ったと伺いました。

残念ながら日本には、他の国にはあたり前のように存在する、軍事博物館がありません。

確かに人を殺めるための道具だという人もいるでしょう。

しかし当時の設計者,技術者が、求められた環境と条件で生み出した技術の結晶です。

これは業務で「ものづくり」に携わる者として貴重な財産です。技術の継承の意味でも意義があると思います。

まさしく温故知新です。

下の画像は以前訪問した、インドネシア国軍博物館です。市民の憩いの場として無料で開放されていました。

今後も微力ですがNPO法人「防衛技術博物館を創る会」の活動をサポーターとして応援させて頂きます。

もしご興味のある方がおられたら、「READYFOR 防衛技術博物館を創る会」で検索して下さい。

出展:READYFOR 「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!