衣替え
2023.10.02
皆様、こんにちは。名古屋営業所のNです。
暑かった9月も過ぎ、そろそろ羽織り物を出そうと衣替えを行いました。
私自身、物を購入する際の基準に「素材が丈夫か」「使用する中で自分に馴染んでいくか」
といった点が有ります。
元々、一つの物を長く大切にケアしながら扱っている先輩達を見て
カッコ良いなと思ったり、自然と憧れを持ったのだと思います。
秋物の準備をした所、偏った物が出てきた為、抜粋してご紹介させて頂ければと思います。
こちらは不順な天候の元で働く水夫や漁師、港湾労働者に向けてワックスで生地をコーティングし、
防水や防風機能を実現させたワックスドジャケットです。
耐久性が高くオイルが抜けていく過程で経年変化が楽しめます。
こちらは綿生地に昔ながらの染色方法、旧式織機で織られた毛羽立ちの有るデニム。
穿きこみ、身体に馴染んでいくにつれて膝や腰、股など擦れる部分から
毛羽が無くなっていき、色が落ちていきます。
こちらは馬の臀部コードバン層で作られた革靴。
磨き、履き込むと光沢感と自分の足の形に沿ってうねるような皺が出来ていきますが、
水に弱いといった特徴が有ります。
「新品の方が良い」と言われればそれ迄ですが、経年変化を楽しみ、
愛着を持って育てていければと思います。