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不況など何処吹く風★episode2★

(二部作で構成されております。先週読み過ごした方は一部目を読んでください。)

下水道の起源は紀元前3300年~2700年モヘンジョ・ダロ遺跡まで遡ります。
管きょの途中で沈殿池が設けられている精工な構造だったようで下水道は文明や都市の発展とともに構築されてきた歴史背景があります。
下水道マンといてはぜひとも死ぬまでに訪れたいものです。
(誰か一緒に行きましょう!)

時は流れ、14世紀。
ネズミを媒介とするペストがヨーロッパで大流行し当時の人口の約3割を死亡させたと推定されています。
パリに最初の下水道ができるのはこの頃です。
18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスをはじめとする西欧諸国で産業革命がおこると都市化が進み、これまで肥料として使われていた屎尿が町中にばらまかれ不衛生になった末路がこれです!!!ジャーン!(^^)!

 

【ペストの恐怖を描いた絵画が掲載されているサイトです!】

わぁ怖い。まるで地獄絵。

こうしてヨーロッパでは公衆衛生の改善から下水道が普及していきます。
日本でも明治時代になって伝染病が流行すると1885年に東京に近代下水(神田下水)が作られますが全国に普及するまでには至らず、戦後の産業発展に伴い昭和30年(1955年)ごろから少しずつ下水道を含むインフラが整備されていきます。このように日本は欧米に比べ下水道の歴史が半世紀も1世紀も浅いのです。
下水道普及率で見ても50%を超えたのはほんの25年前です。 

入社当時1997年(平成9年)は56%。人口の半分は下水道を知らないのです。(自分も知らなかったように)

海外展示会視察や海外取引先(パートナー)訪問は私がこの会社で経験させてもらった中で一番の収穫であり貴重な時間でした。ドイツのIFATや米国のWWETTショーと言った業界世界最大規模のイベントは活気みなぎる展示会で世界中からその道のプロが集まってきます。取引先パートナーは時代を先行く技術やサービスを提供してくれます。こうした海外の動向を見ても、国内におけるこの業界の安定性や将来性の高さを暗示しています。

 

2012年に笹子トンネルの大事故を踏まえ、国では翌年2013年を「社会資本メンテナンス元年」と位置付けています。
インフラの老朽化が急速に進む中、「長寿命化基本計画」、「インフラメンテナンス国民会議」など我々メンテナンス産業には大きな追い風が吹き始めたばかりです。

さあ、皆で大きな帆を立てて、不況など何処吹く風(向かい風)と聞き流せ!