よくある質問
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Q
止水プラグにはどれくらいの背圧がかかるのでしょうか?
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A
プラグを使用するにあたっては、プラグの背面にかかる圧力(空気もしくは水)の最大値を測定する必要があります。水の場合は水頭の高さ(m)や圧力(MPa)、空気の場合はMPaで尺度を表します。プラグには最大許容背圧が定められており、プラグの仕様書やカタログに明記されております。これらの最大許容値は汚れの無い乾燥した管へ設置した状態の数値です。管内に土砂が堆積していたり、油脂類などが付着した状態でプラグを設置すると保持能力の低下につながりますので注意しましょう。
プラグだけに依存していると、万一プラグが外れた時に大きな事故につながりかねません。常に安全を考慮し、プラグには補強のため押さえ木などを取り付けてください。
その全体に加わる力は、圧力と管断面積に比例し、下記のような計算式で求められます。補強器具はこれらの力に耐えられるよう設計・設置する必要があります。
管内の圧力と力の算出方法
F(力) = A(管断面積) ✕ P(圧力)
例:管径1500mmで、水頭3mの場合
A(管断面積) = π ✕ 管径2 / 4
= 3.1415926 ✕ (150cm)2 / 4 = 17,671 cm2水頭3m=0.3kg/cm2 = 0.03MPa
F(力) = 17,671cm2 ✕ 0.3kg/cm2(水頭3m)=5,301kg
止水プラグに加わる背圧は?