下水道・排水管の維持管理機器(清掃機・カメラ・止水プラグ・ワイヤー・テストボール)や配管清掃、満水試験はカンツール

携帯電話をご利用の場合は最寄りの営業所へご連絡ください

0120-812-432 [受付時間]8:30~17:30

お問い合わせ

新着情報

哀悼 落語家 桂歌丸師匠

 

7月2日 噺家の歌丸さんが亡くなりました。

 

日曜日の夕方、♪スッチャカ、スチャラカ、スッチャンチャン♪で始まる高視聴率・長寿番組「笑点」が思い浮かびます。
2年前に大喜利の司会を春風亭昇太に譲るまで、50年間番組の顔として茶の間に笑いを届けてくれました。

 

数年前から入退院を繰り返すようになり、病気療養しながら大喜利の司会は降板したものの、高座だけには上がり続けていました。
しかし、とうとう力尽き、またひとり昭和の巨匠がこの世を去りました。
歌丸さんのウィットに富んだ話しが聞けなくなると思うと残念でなりません。

 

お客様を愛し、落語を愛し、人を愛した歌丸さんのご冥福をお祈りします。

 

今回は20年前に聴講した、歌丸さんの「笑いのある人生」と題した講演会についてです。
一時間半の講演でしたが、自らの経験で得た人生訓をユーモアたっぷりに語られました。

 

講演冒頭、3日前に足首を捻挫したので講演中、足を庇うために体を動かすことが有ると思うが容赦願いたいと断りがありました。
無理な体勢を長く続けて、しゃべり終わった時にひっくり返ってしまって、話しで笑いを取るより、そこで笑われるのが腹立たしいというのです。
椅子に座ればよいではないかと思いましたが、そこはやはり話しのプロです。
自分のスタイルを貫いたのでしょう。
芸に対する厳しさを垣間見ました。
後で聞いたところによると、控室では車椅子を使うほどの重傷だったようです。

 

講演の内容は、様々な話題から自分自身の教訓にしたいと思うことがたくさんありました。
その中で一番印象に残った話しは「家庭教育」の大切さを説いていたことです。
死語に近い言葉ですが、今の時代は教育を学校に頼り過ぎていて、親がしなければならい教育を先生に任せる風潮が、この殺伐とした時代の背景にあるというのです。
箸、鉛筆の持ち方や話の仕方を家庭で教育するべきだと力説されました。

 

言葉の乱れを憂いており、若い女性の言葉じりを伸ばして上に上げるしゃべり方は雑音だとまで言われていました。
落語家の枕(話の前置き)に「人を褒める時は、あごを引け」というものがあるそうです。
言葉じりが伸び、上にあがるのはあごが出ている証拠で、それは人をばかにしながらしゃべっていることだというのです。
実際に「あなた男前だね~」とあごを出して言うか、引いて言うかやってみると、褒め言葉か、ばかにしているかよくわかります。
もちろん女性ばかりでなく、男性でも語尾に「よ」や「ね」を付けて話す人が増えており、これは命令口調となり、目上の方に対しては大変失礼であるというのです。
「もらえるよ。言ったね。やったね・・・」気にしてみると、確かに失礼な言い方になります。
歌丸さんは「言葉の乱れはその国を滅ぼす元である。言葉はその国の文化であり、文化の乱れは国の乱れにつながる」と言われました。
そしてその通り、今の日本は滅びかかっていると思います。
噺家として言葉を大事にしている歌丸さんならではのお話だったと思います。

 

昨今の政治家の皆さんも言葉の勉強をしなくてはならないのではないでしょうか。
国が滅んでしまわないうちに。

 

まだまだ色々な話が有ったのですが、記憶も薄れてきているので、このへんで失礼します。
合掌。