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紅葉狩り

この秋、何年か振りに「紅葉狩り」に行ってきました。

都心にも公園や庭園など有名な紅葉スポットが数多く有ります。
しかし、やはり雄大な山の斜面に映る色とりどりの景色に心和ませる情緒をひと際感じさせられるのではと訪れたのは、神奈川県伊勢原市にある「大山」です。

小学生の頃、両親と共に大山登山をした記憶を辿って、どれだけ綺麗な紅葉が見られるのか楽しみに向かいました。
当時は、女坂(やや険しい男坂もある)から頂上を目指しましたが、今回はケーブルカーを利用し、中腹にある阿夫利神社下社で降り、そこから本社まで徒歩で登ることにしました。


紅葉も見ごろを迎え、登山客で賑わっておりすっかり秋のリゾート気分です。

ただ、伊勢原駅からのバスや登山口でちょっとした違和感がありました。
私はスニーカーに簡単な薄手のブルゾン。
連れ合いは底の薄いタウンシューズに薄手のコートとトートバッグ。
他の登山客はというと、手にはストック、大きなリュックサックを背負ってキャラバンシューズ、もちろん登山用のヤッケも着ています。
おいおい、そんな大げさな重装備は必要ないだろうと心の中でつぶやいたのです。

しかし神社にある登山口で、まずあっ気にとられました。
これまでに見たこともない急な階段が、天にも届けとばかりに続いています。
登山口には、山の安全を願ってお祓いをする人の出来ていました。
あまりにも並んでいたのでお祓いを諦め、祈りを捧げなかったことをすぐに後悔する羽目になりました。

意を決し、急階段を息を切らしてやっとの思いで登りきると、そこからがまた苦行難行の連続でした。
1人しか歩けないような細く岩だらけの、45度はあろうかと思える程の傾斜のきつい険しい山道が90分も続いたのです。
ファミリーで楽しめるとガイドブックにあったし、小学生の時に登ったので、まさかこんな本格的な山登りになるとは思いも寄りませんでした。
最近、膝を痛めて病院通いをしているというのに無謀としか言い様が有りません。
それでもなんとか頂上まで踏破することが叶いました。
気温8度を下回っているというのにもかかわらず、大量の汗を掻き、タオルや水さえも携行していなかった自分の浅はかさを呪いました。

しかし、そんな愚か者にも、自然は裏切りません。
色とりどりの紅葉も見応えがありましたが、富士見台と呼ばれる場所から、秋の真っ青に澄んだ空に映える雪を冠した「富士山」の鮮やかさに思わず息をのみました。


また、相模湾を望むと、江の島や遠く大島まで見渡せるまさに絶景が広がっていました。

この時ばかりは、山登りの辛さも忘れるほどの感激でした。

下山道の見晴コースは4kmと登りより距離は長いものの、平坦な道がたまにあり、足取り軽く70分でケーブルカー駅までたどり着きました。
麓では、大山の名物料理「大山豆腐」と旨い地酒に舌鼓をうち、ほろ酔い気分で足を引きずりながら帰路につきました。

昔の記憶に頼って、こんなもんだろうと軽い気持ちで出かけたことに恥ずかしさと危うさを感じた秋の一日でした。

この原稿を書いている今、あの日から3日が経っているというのに、ふくらはぎと腿の筋肉痛に苛まれているところです。
2日前には膝の治療に整形外科を訪れた有様です。
山を侮ってはいけませんね。