ロゴマーク
当社は、今年6月19日に創業70周年を迎えました。
これまで数々の苦難を乗り越え、ここまで来ることができましたのも、ひとえに多くのお客様、社員、ご家族、OB、株主の方々の支えがあったからこそと感謝の念に堪えません。
これからも益々、社業発展に尽力する意思を固く期した次第です。
さて、70周年に際し、記念に残ることをしたいと考えた。
大勢での会食は、時節柄控えるべきであろう。イベント会社に相談すると、社員全員で何かを成し遂げる「ギネス世界記録」に挑戦してみてはどうかと提案された。
これは面白そうだ。
それならばとカンツールらしく、当社オリジナル商品「バリュー・オーガ」を使ってトイレのつまりを解消させる作業を、社員83名全員で連続成功させ、世界記録にするというのはどうだろうか。
【VD-8K バリュー・オーガ】
けん玉連続記録よりもインパクトがあるぞ。
これはいい！！会社の宣伝にもなると意気込み、ひとり盛り上がったが、共感を得られなかった。（残念）
一瞬でなくなる催事よりも、形として残るものをということで、長年愛用している会社の ロゴマーク
をこの機に変えてみてはという案が出た。
社内には当然のことながら、今のままのロゴマークを良しとする派、心機一転新しいロゴに変える派の両者がいる。
悩むところである。
因みに、当社のロゴマークはこれまで1回変わっている。
初代のロゴは、社名が「日米産業株式会社」当時の
である。
今ではマークのいわれを知る人はいない。
米国製品の輸入商であったことから、日の丸と米国の「米」、星条旗の「星」を組み合わせたものではないだろうかと想像する。
その後、社名を「株式会社カンツール」に改称した1981年にロゴを変えた。
マークは当時の社長である「故長谷川 清氏」のサインに使われたイニシャル「Ｋ」からとったものといわれている。
そのサインがこちらである。
今回この原稿を作成するに当たり、古い資料から探してきた。
当時海外で商品を発掘した経緯を表す資料や、会社の歩みをまとめた懐かしい資料が出てくるたびに、歴史あるロゴマークを変えることに迷いが出てきた。
しみじみと歩んできた70年に思いを馳せた。
