新社屋
豪雨災害、コロナウイルス、愚策GoToキャンペーン等...。
明るい話題を懸命に探してみても、本当に少ない。
聞きたくない話題は掃いて捨てるほど出てくることが何ともやるせない。
その中で、実は私にとって嬉しいことが一つある。
それは、当社松戸技術センターに新社屋が竣工することである。
先月足場が外され、外観を観ることができるようになり、社屋が完成するのだという実感が胸に溢れてきた。
コロナウイルス感染者数が毎日記録更新される中、自分なりにポジティブになれるのではと、今回投稿することにした。
社屋建設は 「いつの日かきっと必ず」という思いはあったが、新倉庫が竣工して3年後に新社屋を建設できるとは夢にも思っていなかった。
社員の頑張りとお客様に心からの感謝である。
当社が松戸市に拠点を据えたのは2003年(平成15年)である。
当時の土地取得時、社員数名で整地されていない土地をこっそり見に来たことを今でも覚えている。
前所有者の立てた汚い倉庫を残した、全体的に錆びついて、古びた景観、向かいの食品製造工場から漂ってくる排水処理の強烈な匂い、駅から歩いて20分以上の距離など、ここに拠点を持つ意味が全く解らず、良い要素が微塵も感じられなかった。
それから17年、苦しく辛い時期を乗り越えてきた社員にとっての新社屋は、喜びもひとしお感じられることであろう。
新しい社屋は、鉄骨造4階建、敷地面積は1,003平米(304坪)、建築面積463平米(140.5坪)、延床面積1,995平米(605坪)。
隣地の倉庫も併せると2,000平米(600坪)以上の敷地になる。
下水道テスト管路も備え、1階は技術開発と修理担当部門の専用スペースとして、新しい商品開発部門とお客様をお待たせすることがないように修理スタッフが待機する。
2階は営業部門、商品管理、特装技術スタッフ、3階は総務部門、大会議室となる。
4階は、これから益々業績を拡大させ、従業員が増えることを願い多目的に使用できるスペースを設けることにした。
ここ数年続く順調な業績を、憎きコロナウイルスに負けることなく継続させ、お客様に、社会に、そして社員に貢献できる会社でありたい。
その夢をこの「株式会社カンツール松戸テクニカルセンター」を一つの足掛かりにして、実現させようと気持ちを新たにしている。