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未婚大国日本

衝撃的な統計の数値を見た。

2015年の国勢調査で日本の人口は1億2,700万人となり5年前の調査から96万人減少した。
調査を開始して100年目にして初めての減少である。
そして翌2016年には年間出生数が100万人を割り込んだ。
国の発表した推計人口では、40年後には9,000万人を下回り、100年後には5,000万人に減る。
200年後には1,380万人、そして西暦3000年にはなんと2,000人になるとまで言われている。
これは日本人が絶滅危惧種に登録される恐れもある数字であり、危機的な状況である。

結婚しなければ子供は生まれにくくなり、人口の増加は望めない。
現在の生涯未婚率(45歳から54歳の人の50歳までに一度も結婚しない人の割合)は男性24.2%、女性14.9%だが、15年後には男性は3人に1人、女性は5人に1人が結婚しないという世界でも珍しい「未婚大国」なるという。
海外でも未婚率は上昇する傾向にあるが、同棲婚が一般的なことや婚外子の社会保障などの充実によって、人口の減少問題は深刻化していない。
今から約50年前の1970年の日本の未婚率は、男性1.7%、女性3.3%だったが、何故男性は14倍、女性は4.5倍にも上昇してしまったのか。
理由の一つに女性の年収が上がったことである。

女性が経済的に自立して一人でも生きていけるという意識が高まり、結婚する必要性が失われてきたのだ。
昔、家計は夫の収入に頼らざるを得ない状況であったが、今では共働きも増え2馬力世帯が主流となった。
未婚率の調査では20代から30代の男性で年収300万円以下、女性で600万円以上の人の未婚率が高い。
女性は自分よりも高い収入の人との結婚を望む傾向があるが、低所得男性が増えていては結婚する人の数は増える訳がない。

また、職場結婚が減少していることも一因である。
女性の地位が上がり、男性から見て恋愛対象とすることができなくなり、出世競争によって職場関係でのお付き合いがし辛くなって来ているからである。

また、昔は職場の上司がお見合いを斡旋することが多かったが、今ではそんな風習はほぼ皆無になっている。
現代の職場環境では、恋愛に積極的になれない、興味がない、面倒くさいということらしい。

深刻な問題として、パートナーの両親の介護を敬遠する社会風潮がある。
これは社会の責任でもあり、早急に国が対策を講じなければならない。

来年の秋からは消費増税も実施されるのであるのだから。
このまま未婚大国化を放置しておけば、独居高齢者の増大につながり、益々社会保障コストを次世代に押し付けなくてはならなくなる。
独身の人は男女交際に対しては消極的な姿勢が目立つが、結婚に対する意欲は強いという統計もある。
日本の将来の為、若者に恋愛に積極的になって欲しいと願う次第である。

今の時代、結婚の話題を出すことすらタブー視されている。
しかしこのままでは、日本人ひいては日本国が消滅してしまうことにもなりかねない。